2015年 08月 10日
ダイナミックに、経験し気づくこと。 第4.5回 Understand〜理解する〜
前回のダイナミックに、経験し気づくこと。4th 〜Understand〜にて、色々な意見をいただきました。
ありがとうございました。
そんな中で、子どもに理解してもらうには、どのような声がけが良いのか?という
ご質問をいただき、こんなことを聞いていたことを思い出しました。
■言っていることを理解してもらうには??
京都サンガ育成部長 池上正氏にこんなことを聞いていたことを思い出しました。
Q:言っていることをどうしたら子どもに理解してもらえますか?
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何かして欲しいときに頼む、自分一人でできるようになって欲しい、
それは子供がいくつのときからでしょうか?
他の子がやっているから…という理由だけで
幼い子たちに求めるのは、賛成はしません。
自分の小さかった頃を思い出してほしい。何もできなかったではないでしょうか。
確かに、選手が自分で判断して行動することが大切です。
でも、それには年相応というものがあります。
年相応の判断、行動をじっくり見守る。
そして、例えその行動が間違いであっても、
認めサポートする気持ちをもってほしいです。
そうするなら子供が求めることを
”理解”ではなく、獲得できるように、
”聞いて(問いかけて)”あげればいいのではないでしょうか。
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子供も大人もすぐに全部理解する訳ではありません。
簡単なことから、少しずつ覚え、成長していく。
そうした行動は、大人の目から見たら不正解かもしれません。
でも、行動したことを褒めて、認める。
そうすると、だんだん正解に近づくのです。
ラグビーの清宮監督が、
ある記事で自らの子育てで話していたのが、
”自らの言葉で説明すること”
最初は説明できることそのものを褒める。
内容は二の次。
やっていくうちにできてくる。…ということだそうです。
清宮選手は、野球をやる前はラグビーをはじめ
たくさんのスポーツをしていたそうです。
スポーツの感想から始まり、大きくなるにつれて、
1つのプレーについて話していたことでしょう。
スポーツは奥が深く、一言で説明できませんが
正誤の如何にかかわらず、まず自らの言葉に変換できると、
もし間違っていたとしてもどこかどう違うのか理解できます。
そうしたことが大事なのは、大人になる前に自然と覚えてもらう。
そして、小さい頃はたくさんの刺激を受け、
色々挑戦させてあげるのも良いアプローチなのかもしれません。
ついつい、説明していることに対して、
”違うでしょ!”と言ってしまいそうですが、
ここはガマン…ですね。
今回はここまで。
ありがとうございました。
Tag FCバルセロナ ダイナミックに、経験し気づくこと。 理解すること
毎月10日発行 ダイナミックに、経験し気づくこと
の以前の投稿、池上正さんについてはこちら・・・
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毎月10日発行 ダイナミックに、経験し気づくこと
の以前の投稿、池上正さんについてはこちら・・・
京都サンガの育成部長をしている池上正さん。
色々な偶然が重なって、
直接お話をお聞きする機会をいただきました。
池上正さんは、JEF千葉に在籍していたときから育成に定評があり、注目していた人でした。
本を読めば読むほど、その人の育成に興味が出てきました。
詳しくは、以前ご紹介したBlog ”Think! Think Different.”にて
一冊の本を片手に・・・ 問いかける育児
http://grover7.exblog.jp/22412621/
叱らず、問いかける
池上正著
色々お話した中で、印象的だったのは、
◆長所のデメリット
◆失敗ではなく、経験、気づき
◆指示ではなく、協力
◆試合したい!点を決めたい!
◆親も成長する
お話を通して、子育てだけではなく、
全ての育成に通じる考え方だと思いました。
数週に渡って、そのやり取りの記録をお伝えしています。
〜ダイナミックに、経験し気づくこと。〜
prologueはこちら”。
1st 〜 短所から学ぶコト・・・”はこちら”。
2nd〜 ルールの大切さを理解するには・・・はこちら”。
3rd〜 上手くできなくても・・・はこちら”。
4th 〜Understand〜はこちら”。
4.5th Understand〜理解する〜はこちら”。
5th ”駆け引き”は、スキルの一つはこちら”。
5th ”ダイナミックに、経験し気づくこと。Last 〜Dynamic Experience〜はこちら”。
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by yeahkazu
| 2015-08-10 06:06
| Football