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ダイナミックに、経験し気づくこと。 5th  ”駆け引き”は、スキルの一つ

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さて、今回は・・・
子どもが大きくなるに連れて、土日がなくなり、
保護者にとっても部活、クラブ中心の生活になります。
試合も増えれば、練習量も増える。

池上さんとお話をしていると・・・、
こんな話を切り出してくれました。

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『本質を忘れない』
サッカー、野球は何をするためのスポーツか、よく思い出してほしいです。
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■練習のための練習になっていませんか?
実際に野球を経験して思うのは、
『練習のための練習』になっていないか
『練習本位から試合本位へ』という意識が選手にあるのかどうか、
コーチがその前提でメニューを組んでいるのか…という点です。

特に小学生世代のスポーツチームは所属選手の父兄がコーチで
手探りでコーチングをするということも珍しくありません。
その件に関して池上さんはこんな事も言ってました。

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工夫1つで練習はより試合に近づく。
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例えば、
1vs1のグループわけをしてゴール大会
普通は2グループくらいですが、
体験させていただいた京都サンガのスクールでは、
スクール参加者全員(6グループ以上)が一斉にやる
そうすると、ゴチャゴチャになってしまうのですが
そうすると自然と相手1人だけでなく、ぶつからないように周りを見なければならなくなる
それって、よく考えると試合でも同じってわけです。

バス回しも、守りを一人つけるだけでも、より実戦に近くなる。
どんなに個人技が優れていても、ゲームで活きなければ意味がない・・・というわけです。

■テクニックはあるが、「サッカー」が下手な日本人
テクニックはあるが、「サッカー」が下手な日本人村松尚登
「優れた素質を持っている選手であれば、どこにいようとも遅かれ早かれ上のクラブに引き抜かれる」

「いい指導を受ければ…」という考え方はスペインでは認められない。
ちょうど幕末期の日本で全国から才能溢れる志士たちが維新を築いたように、
どこにいても才能は輝き、
少しずつステップアップしていく。

そして、プロと同じように週末に芝生のグランドでリーグ戦を戦うという環境のなかで、試合の為の練習をしていく。
負けても次があるリーグ戦。
気持ちの切り替えにもなる。

プレッシャーに打ち克つ術を学ぶ
ステップアップしていく。
スペインでは、自分の意見を持つことが常に求められている。
サッカーに関する育成について興味のある方はぜひ!




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日本のサッカーを変えたい。
京都サンガはまだ発展途上ですが
”練習したい!”から”試合がしたい!” 
”点を決めたい!”と思う子どもたちが増えてほしい。
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ダイナミックな試合の方がきっと子供達の目がキラキラ輝くはず。
そう思ってくれたら、自然と上手くなる。
池上さんはニコニコしながら話していました。

■他の競技でも・・・・
ラクビー日本代表のEddie Jones監督はこんなエピソードをあるTV番組で語っていました。
外国人監督は必要か!?ラグビー代表監督に聞く Eddie Jones
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"子ども達には、テクニックよりもスキルを教えるべき”
日本人はテクニック=スキルと考えがちだが・・・
「いつ、どこに、どのようにパスを出すのか」という状況判断のできる技術をスキルという。
エディジョーンズは、スポルティングリスボンで
4歳くらいの子が守備の子を付けてドリブル練習をしている様子をみて
スキル練習ができている感じたそうです。
TV東京 Foot×Brain より
http://www.tv-tokyo.co.jp/footbrain/backnumber/index.html
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■大人が手伝えるのは、アプローチのやり方・・・
いずれにせよ、アプローチ1つで状況に応じた判断ができるようになるのです。

このように飽きないように、練習することは工夫次第で難しくないようです。
うまく導くのは、大人の役目。
子供がやりたいことを見つけたら、
一緒になって、楽しむ
自分で行動できるように見守る
失敗しても間違っても味方でいること。

以前紹介した
ジョゼップ・グアルディオラ(現バイエルン・ミュンヘン監督)の言葉
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◎明確なのは、
楽しく笑顔が生まれる環境ほど、
物事は成功しやすいということだ。
我々はそういった環境を作り出そうとしている。
ージョゼップ・グアルディオラ
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これを今一度考えながら、子どもとスポーツを楽しもうと思います。

今日でこのコーナーも一旦、終了。
6回に一年近くかかってしまいました。
来月はこれまでのまとめを書こうと思います。
読んでいただきありがとうございました。



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毎月10日発行 ダイナミックに、経験し気づくこと
の以前の投稿、池上正さんについてはこちら・・・
京都サンガの育成部長をしている池上正さん。
色々な偶然が重なって、
直接お話をお聞きする機会をいただきました。

池上正さんは、JEF千葉に在籍していたときから育成に定評があり、注目していた人でした。
本を読めば読むほど、その人の育成に興味が出てきました。
詳しくは、以前ご紹介したBlog ”Think! Think Different.”にて
一冊の本を片手に・・・  問いかける育児
http://grover7.exblog.jp/22412621/
叱らず、問いかける
池上正著

叱らず、問いかける--子どもをぐんぐん伸ばす対話力 (ファミリー新書)

池上 正 / 廣済堂出版

スコア:



色々お話した中で、印象的だったのは、
◆長所のデメリット
◆失敗ではなく、経験、気づき
◆指示ではなく、協力
◆試合したい!点を決めたい!
◆親も成長する

お話を通して、子育てだけではなく、
全ての育成に通じる考え方だと思いました。
数週に渡って、そのやり取りの記録をお伝えしています。

〜ダイナミックに、経験し気づくこと。〜
prologueこちら”
1st 〜 短所から学ぶコト・・・”こちら”
2nd〜 ルールの大切さを理解するには・・・こちら”。 
3rd〜 上手くできなくても・・・こちら”
4th 〜Understand〜こちら”
4.5th Understand〜理解する〜こちら”
5th  ”駆け引き”は、スキルの一つこちら”
5th  ”ダイナミックに、経験し気づくこと。Last 〜Dynamic Experience〜こちら”

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こんなことをしてました・・・
長男だいちと過ごした育休『同じ誕生日父子が過ごした80日間育休物語』はこちらをクリック
次男いぶき・だいちと過ごした育休『レインボーなパパの産後育休日記』はこちらをクリック
by yeahkazu | 2015-09-10 06:03 | Football

現在育休中の四児のパパが育児、仕事の日々を綴るブログ(仕事復帰まであとわずか…)


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