2011年 09月 08日
大リーグで導入された”父親産休”
”野球の練習をほぼ毎日しているだいち”
おはようございます。早朝型パパです。
プロ野球、ソフトバンクホークスのファルケンボーグ選手が出産した妻とともにいるために
4試合欠場したという記事がありました。
記事はこちら!
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/ronsetu/CK2011090702000050.html
この話題にファンから賛否両論があったそうです。
守護神の戦線離脱はチームには痛手。それでも「父親産休」を優先させたそうです。
実は父親の産休制度が、米大リーグで今季から新設されたのをご存じですか。
選手は3日以内に再合流すれば、チームは不在の間、マイナーリーグから補充ができるこの制度。
4月に広島でも活躍したレンジャーズのルイス選手が初めて利用しました。
その記事はこちら・・
生島淳のスポーツ・インテリジェンス原論
元広島のルイスが育児休暇第1号!MLBで増える労働者の様々な権利。
http://number.bunshun.jp/articles/-/118445
確かに賛否両論あると思います。
貴重な時期に離脱とは何事だ!という意見もわかります。
また試合数も移動距離も日本とは格段違うからできるんだよと意見もわかります、
しかし、選手も家族があっての選手です。
心身にバランスがとれてこそ、最高のパフォーマンスができる。
「家族のために休もう!」とリーグ全体が考えようという事に大賛成!です。
サッカーの場合は1週間に2、3試合。
野球の場合はシーズン中はほぼ週に5日は家を空けます。
選手もグランドを離れれば1人の人間です。
こうした選手の権利に、組織としてひとつの選択肢をつくることは
選手に自由度を加える反面、自己責任を与えます。
もし、欠場することで他の選手にとって変わられたら、
それも選手個人の責任です。
更にいいのは、この制度を様々な面で活用したこと。
大リーグ機構では、制度として認め、
「父親産休」の間にマイナーリーグの選手を昇格させられるようにしました。
若手のマイナー選手がシーズン終盤に多く登録され、メジャーの舞台を経験されるように
選手が不在の時にも若手に機会を与える。
次世代の育成と選手の権利保全を両立できるよう制度を活用した循環が素晴らしいと思います。
日本のプロ野球でそれがすぐに制度として実現するかどうかはわかりませんが
ぜひリーグ全体で考えてほしいと思います。
そして、スポーツ界から記事にある”paternity leave(父親産休)”という言葉を一般化させ
日本全体に広がってほしいと心から思いました。
それでは、また。
by yeahkazu
| 2011-09-08 06:50
| Baseball